2014年8月15日金曜日

Googleは、どこまで膨張するのか???

支配者の交代・・・・Windowsが消滅する日は近い


ひとつ前の記事で述べた通り、Googleの提供するChromeOSを搭載したパソコンが、アメリカ市場で爆発的に売れ始めている。
日本人の皆さまにはピンと来ないと思うけど、これは本当にどエライことで、長いことパソコン市場を支配し続けてきたWindowsが、今まさに滅ぼされつつあるのである。

以前にも書いた通り、20世紀の独占企業がマイクロソフト(※=まっくろソフトね)なら、21世紀の支配者はGoogleである。

思えば、Windows95が発売されてから(※本当はその前から)というもの、マイクロソフトの独占体制はあまりに強力で、少なくとも2000年代初頭までは、もはや誰かがこの体制をひっくり返せるとは、とても思えなかった。

マイクロソフトは、WindowsでOS市場を独占的に支配したばかりか、InternetExplorerでブラウザ市場を、Officeシリーズでビジネスアプリ市場をも完全に支配していた。
そしてその影響力を使って、ゲームやモバイル市場にまで進出し、ありとあらゆる分野を支配下に置こうとする勢いだった。

ところが、1999年に登場したGoogleによって、検索という“新しいドル箱市場”を一瞬で失い、次いで、2007年以降に新たに急拡大した「スマホ市場」でも、あっさりとGoogleのAndloidに市場の独占を許してしまった。
(※ほとんど誰も知らないけど、マイクロソフトもスマホ用OSを出しているよ。)

そればかりか、2008年にGoogleがリリースした新しいブラウザChrome(クローム)によって、長年握り続けてきたブラウザ市場の支配権をも、またたく間に失ってしまったのである。
(※現在までにChromeは、世界で圧倒的かつ支配的なシェアを獲得している。日本だけは例外だが時間の問題。)

これほどの、急激かつみじめなマイクロソフトの敗北は2000年当時には予測もつかなかった。

これってなんかヤバくない???


マイクロソフトはまもなく滅亡する


それにしても・・・・まだそこまでの話であれば、「検索市場」「スマホ市場」あたりは、新しく出てきた分野だからこそGoogleのような新興企業にも勝ち目があったのでは??・・・・と考えることもできる。
それに今までは、一見すると「スマホはGoogle、パソコンはマイクロソフト」のような“住み分け”が成立しているようにも見えていた。

だが、今さら後発メーカーが割って入る余地など無いだろうと誰もが考えていたようなパソコンOSの分野までも、Googleの製品が爆発的に売れ始めているのだ。
(※ひとつ前の記事を参照。)

正直なところ、この勢いを止める術はなく、マイクロソフトは座してWindowsの死を待つことしかできないだろう。
Chromeがリリースされてわずか数年で、マイクロソフトのInternetExplorerのシェアを追い抜いて支配者の地位を獲得したように、ChromeOSも今後数年でパソコン市場の首位の座を獲得する可能性が高い。

そうすると、マイクロソフトに残された製品はOfficeくらいしかなくなってくるわけであるが、この製品こそWindowsとの抱き合わせで無理やり売りつけているのであるから、これもやはりWindowsとともに死にゆく運命であろう。
何しろ既にGoogleが提供するOfficeアプリもあるし、無料で使えるOpenOfficeだってある。
どちらもマイクロソフト版Officeで作った書類ファイルも開くことができるのだから、実は、マイクロソフト版Officeの必要性は、現時点で既になくなっているのである。

こうなってくると、マイクロソフトが滅亡するのはもはや時間の問題というわけで、後は特許の収入とか過去の遺産でほそぼそと食いつなぎつつ、誰かに買収されるのを待つしかないだろう。

今まではマイクロソフトの独占を苦々しく思っていたのが、今度はGoogleがあらゆる分野を完全に独占する世界・・・・ということになってくるわけだ。

今やGoogleの勢いは、マイクロソフトが独占していた市場すべてを奪いつつあり、その他にも既にスマホ市場、検索市場など、いくつかの重要市場を支配下に置いているのである。
いわば、マイクロソフトをはるかに凌ぐ史上空前の独占企業が誕生しつつあるのである。


Googleの“限界点”は、いったいどこにあるのか???


それにしても、どんな巨大な独占企業であっても、おのずと限界はあるものだ。
巨大化した企業が圧倒的な力で市場を支配することはままあることではあるが、例えどんな革新的な企業であろうとも、巨大化すればするほど同時に組織は様々な面で保守的になり硬直していくものである。

いわゆる「大企業病」というやつで、肥大化した組織が新しい物事にうまく対応できなくなって成長が止まる(あるいは没落する)例は、枚挙に暇がない。

かつてパソコン市場を失ったIBMや、今まさに失いつつあるマイクロソフトなどはその好例であろう。
1984年に、アップルが独占企業としてテレビCMで糾弾したのはIBMであったが、間もなくその独占的な地位はマイクロソフトに乗っ取られ、マイクロソフトも21世紀に入ってからは傾く一方である。

そのアップルもまた、最初はスマホ市場の覇者として君臨したにも関わらず、わずか数年でGoogleに追い落とされてしまった。
アップルはもはや時代をリードする革新的な製品を生み出せなくなっており、その成長は止まったと考えるべきであろう。
(もちろん、マイクロソフトのようにそのうち消滅するということはないだろうが。)

アマゾンにしても、破竹の進撃の末に、ネット通販全体の支配者の地位を獲得したものの、その後は伸び悩んでいるというのが実情だろう。
ネット通販の世界では独占的な地位を築くことに成功したにも関わらず、その影響力を他の分野にうまく伸ばせないでいる・・・・つまりそこがアマゾンの成長の限界なのである。

・・・・ひるがえってGoogleについて考えてみると、最初はただ「検索市場の覇者」にとどまると思っていたのに、今やスマホ市場を支配し、パソコン市場の支配権までも握りつつあるのである。
そればかりか、ブラウザや地図やメール、果てはOfficeのような様々なソフトやアプリの分野でも、着々と支配的な地位を築きつつある。

その他にも、光ファイバーなどの通信インフラの分野や自動車の自動運転など、ありとあらゆるハイテク分野に進出しまくっており、その勢いはまさにとどまるところを知らない。

このままGoogleは、どこまで膨張していくのであろうか???
Googleの成長の限界点はいったいどこにあるのであろうか???

マイクロソフトでさえも、恐ろしいほど巨大な規模の独占企業であったのに、今のGoogleはそれをはるかに上回る規模に成長しようとしている。


独占企業特有の“弊害”がいたるところに噴出しているのに・・・・


・・・・それにしても、Googleの開発する製品には、既に「余計な機能を詰め込んで、どんどん肥大化する傾向」が露骨に見えている。これは完全に大企業病が発症している状態で、普通であれば、成長が止まるのも時間の問題のはずである。

それなのに・・・・どういうわけだか、Googleはさらに先進的な製品やサービスを次々と生み出し続け、成長し続けている。
今のところ、成長が限界に突き当たる気配が、まるで見えないのである。

これはどういうことなのだろう???
なぜかこれまでのところ、まともにGoogleのサービスに対抗できるようなライバルが、どこからも現れてきていない・・・・。

過去の例を見ると、マイクロソフトの拡大もアップルの拡大も、強力なライバルが出現するところで限界に突き当たり、成長が止まってしまったわけだが・・・・Googleにはそういったことがまるで起こらず、まるで無人の原野を爆進するような状態である。

思えばGoogleは、Yahoo・アップル・マイクロソフトといった先行企業の欠点を的確に突いて、それらを凌駕するサービスを投入することで、市場シェアを奪ってきた。
既に先行企業の独占状態にある市場で、その独占企業を倒すほどの強力なサービスを投入してしまえば、後はライバルらしいライバルが登場しないのも当然かも知れない。


ついにAndloidのライバルとなる本格サービスが登場


・・・・だが、ここへきて初めてGoogleのライバルになりうるかも知れないサービスが登場してきている。
前の記事で述べたFirefoxOSである。
FirefoxOSは、Googleのスマホ用OS・Andloid(及びChromeOS)に対抗するために製作されているスマホ用OSである。

Andloidは、表向きには「オープンソースで無料で使用できる」と称している。
しかしその実、Andloidを採用するスマホメーカーからは、事実上のライセンス料をしっかり徴収しているから、「無料」というのは単なるタテマエに過ぎない。

オープンソースというのは、誰もが無料かつ自由にそのソフトウェアを使用し改良することができるように、プログラム情報を一般に公開することである。
本来、オープンソースにされた技術は、誰かが独占的にコントロールすることなどできないはずだ。
しかしAndloidの場合は、Googleのエンジニアにしか操作できない部分があったり、巧妙にGoogleにコントロールされており、完全な「オープンソース」とは言えないという。

開発コストを圧縮するためにオープンソースの技術を利用しておきながら、完成した製品は(オープンソースの振りをした)排他的な独占プラットフォームなのである。
これこそもう、典型的な独占企業の汚いやり口であろう。

FirefoxOSは、こうした「独占的なプラットフォームからユーザーを解放する」ために開発されたことを宣言している本物のオープンソース・ソフトウェアである。

しかも、肥大化して(余計な機能がてんこ盛り!!)高級スマホでないと動かすのが難しくなってきたAndloidと違って、FirefoxOSはわずか25ドル(2500円!!)低スペックのスマホでもサクサクと動くというのだ。
完全に、Google製品の欠陥ポイントを突いてきていると思う。

FirefoxOSに、Googleの製品を倒すほどの力があるのかどうか・・・・今はまだ分からないが、Google製品に初めて真正面から戦いを挑む製品が登場してきたことには間違いない。

Googleだっていつかは失速するであろうが、それがいつになるかは、まだ分からない。
これはまだほんの小さな兆候にしか過ぎないのかも知れない。
他にもまだまだたくさんのライバルが登場しなければ、Googleの独占体制が倒れることはないだろう。

なるべく早い日に、Googleのような独占企業のサービスを使わなくても済むような、有力な代替サービスの登場と成長に期待したい。

2014年8月14日木曜日

ブラウザOSの時代がやってくる?!

こんにちは。
最近、手持ちの少し古いパソコンにLinuxMint17CInnamonをインストールしたばかりのくまっしぃです!!!
こちらのサイトは、ここのところなかなか更新できなくて、ごめんでしーー!!!

長いこと干上がってたでしー


LinuxMintよ、お前もか???・・・・(お前も肥大化するのか??)


今年の5月末にリリースされたばかりのLinuxMint17は、久しぶりのロングサポート・ヴァージョンということで、期待してインストールしたんだけど、う〜〜〜ん、なんか使いにくいなぁ・・・・。

LinuxMint17全般が肥大化して使いにくくなったのか・・・・それとも、その中でもCInnamon(シナモン)版だから使いにくいのだか分からないのだけど(おそらく両方)、インストールしてすぐ日本語入力が使えないし、Flashをインストールしてもなぜか表示されないし、ちょこちょこ不便なところがある。

CInnamon版っていうのは、昔から「まだ完成度が低く不安定」と言われていただけにずっと手を出さなかったんだけど、一方で「将来のLinuxMintの本命」とも言われていたので、今回のバージョンアップでは、思い切ってCInnamonにしてみたんだけど・・・・。
やっぱり、まだまだCInnamon洗練されてねーよ。導入するの早かったな・・・・。

なんでも、LinuxMint17.1がリリースされた暁には、日本語入力機能が標準装備されるそうなので、それまで待ってLinuxMint17.1MATEにインストールし直して、比べてみようと思う。

それでもまた「うわ!!!肥大化してるーー!!!なんか重いわーー!!!」と感じてしまったら、残念だが当面はLinuxMint13に逆戻りして、何か違うOSを探すことになると思う。
(※たぶん、LinuxMint13と比べて、起動時の使用メモリが既に50MB多いように思われるから、確実に肥大化はしているだろうねぇ・・・・。)

そもそも、LinuxMintの良さというのは、ひとえにWindowsやらUbuntuに比べて、「肥大化しておらず軽量」にも関わらず「とっても洗練されていて高機能」というのが、最大のウリだったはずだ。

それがさすがにバージョンを上げるごとに、どんどん色々な機能が追加されて、肥大化が進んできているような気がする。
このままいくと・・・私の持っている中古パソコンでも、そのうちに使うのがシンドくなってくるのは目に見えている。
もちろん作っている人=開発者の心情とすると、あの機能もこの機能も盛り込みたくなるのが人情というものではあろう・・・・が、使う側からするとほとんど要らない機能ばっかりなのである。

こんなことならもういっそのこと・・・・Windows、Mac、Ubuntu、LinuxMintのような“フル機能のOS”なんて全部捨てちゃって、「最低限の機能しか持たないOS」で良いんじゃないの???・・・・と思ってしまう。

本当に必要な機能(ネット接続とか日本語入力とか)だけはしっかり揃えてもらって、後の機能はユーザーが自分で追加していけるようにしておけば、それで良いじゃないか。

で・・・・そんなOSが本当に出てきているんだなぁ。


ブラウザOSが次のスタンダードになるかも!?・・・・特にChromeOSが驀進中


それが、俗に言う「ブラウザOS」というやつで、基本的にはインターネットを閲覧するためのブラウザを実行するための最低限の機能しか備えていない。
その代わり、ブラウザ上でさまざまなアプリを実行することができるので、ユーザーは自分が必要なアプリをダウンロードして使えば良いのだ。

これは、もはやブラウザをOSそのものにしてしまったと言っても良い。
パソコンにしろスマホにしろ、基本的にはインターネットを見るために使うことがほとんどなのだから、その方が合理的ですらある。

現在、主要なブラウザのうちでOS版をリリースしているのは、ChromeFirefoxである。
言い換えれば、ブラウザOSというのもこの2つしかないわけであるが、今のところChromeOSはパソコン用、FirefoxOSはスマホ用だけしか出ていない。
しかし、どちらのOSも、いずれパソコン・スマホ両方カバーするようになるであろう。
(※ChromeOSは、製作元のGoogleがAndloidを先行して普及させてしまった関係で、スマホ版を出しそびれているらしい。)
 
今のところ、FirefoxOSはモバイル版だけしかないけど・・・・
(※FirefoxOSさんのサイトの画像キャプチャー)

注目すべきは、ChromeOSが今、アメリカで急速に普及し始めていることである。
2年ほど前までは使っている人はほとんどいなかったのに、昨年からChromeOSを搭載したノートパソコンが爆発的に売れ始めているという。

2013年のアメリカのノートパソコン販売シェアでは、20%を超えるシェアを獲っており、急成長中なのである。
何と言っても・・・・その前年まではほぼゼロだったシェアが、突然20%を超えるというのは、この業界では尋常ではない伸び率である。

Windowsなんかと違って、低スペックのパソコンでもサクサク動くのだから、安くて快適な使い勝手のパソコンができるわけで、これが売れないわけがない。
(※この分だと、「世界で4番目に使われているOS」というキャッチフレーズの我がLinuxMintも、まもなく「世界で5番目」に降格間違いなしである。)

一方で、現在のところはスマホ市場だけで勝負しているFirefoxOSの方も、まもなく数ヶ月以内に注目の25ドルスマホをインドで発売する・・・・と発表されており、これが普及の起爆剤になるかも知れない。

きっと皆さまは今すぐどうこうという話ではないと思われるかも知れないが、今後数年以内に、パソコン市場もスマホ市場も、劇的に変わるのではないかと私は考えている。
検索エンジンの主流が、YahooからGoogleにとって変わったのも、SNSの主流がmixi(覚えてる??)からLineやFacebookにとって変わったのも、あっという間の出来事だったではないか。

世の中の変化という局面は、一気呵成にやってくるものであり、特にテクノロジーの変化はめまぐるしい。
古びて硬直化した技術は、次々に新しいものに取って代わられていくものである。

2014年5月8日木曜日

最新のパソコンなんて必要ない

不要になった中古のパソコンを送ってきてくれた!!!


少し前のことになってしまったけど、天理教のボランティアの方が、中古のパソコンを調達して送ってきて下さったでしーー!!!

くまっしぃ、以前はネットで調べ物したり買い物するくらいしかパソコン使わなかったから、本当に何でも良くて、9年も前のボロボロのパソコンをだましだましずっと使い続けていたんだよね。

イマドキ誰も使わないような古くて低性能なパソコンであっても、ウィンドウズとかいうクソOSを削除して、LinuxMintさんをインストールしさえすれば、びっくりするくらいサクサク動くので、よっぽどのことがない限りは、最新のパソコンなんて必要ないのである。

LinuxMintなんて、皆さん名前も聞いたことがないだろうけど、覚えておいて損はないでしよー。
現在、世界シェア第4位のパソコン用OSで、ユーザー数は爆発的に増えているから、冗談抜きであと数年でMacを追い抜き、10年でWindowsを葬り去るであろう存在だ。

ところが・・・・さすがに、ホームページの作成だとか本格的な作業をやり始めると、古いパソコンでは色々と不都合が出てきたのである。
何がって・・・まずメモリが少ないので、インターネットをやりながら写真を編集する・・・とかいうことができないんだよねぇ・・・。

恐ろしいことには、メモリが足りないと、Facebookのページすら開くことができないのだ。
写真を編集するのには、フォトショップの替りに、LinuxではGimpという素晴らしい無料ソフトを使うのだが、これがまたものすげーメモリ喰うんだよねぇ・・・。

まぁそんなこんなで、「そろそろさすがに新しいパソコン買わなきゃいけないかなぁ・・・」と真剣に悩んでいたのだ。
でも、最新のパソコンを買うとなるとけっこうお金もかかるし、そこまで高性能なものが必要なわけじゃないしねぇ・・・・。

そんな時に、被災者の生活支援にまわってきてくれた天理教さんが、親切に「何か必要な物はありませんか??」と聞いてきてくれたので、ダメ元で「誰か要らなくなったパソコンがあれば・・・」と要望してみたんだよね。

一般的にはパソコンなんて、4〜5年もたつと最新式のものに買い換えられて捨てられてしまうことが多くて、ずっともったいないと思っていたのだ。
「もしや、まだ使えるのに捨てられている子がいるのでは・・・」と思い、聞くだけ聞いてみたところ、そういうパソコンを本当に探してきてくれたんだよね!!!!

天理教さんが調達してきてくれた素晴らしい中古パソコン


パソコンは本当は10年以上は使えるようになっている


天理教さんが調達してくれたパソコンは、もちろん何年も前の中古だけど、メモリもたくさん入っているし、画面もきれいだし、性能はだいたい前のパソコンの4倍くらいあるし・・・・たとえ世間では型遅れであっても、LinuxMintを使うには充分すぎるほどのスペックなのでしー!!!!

おかげさまで、ものすごくサクサク快適に作業できるようになったでしーー!!!!!!
いくらアプリやウィンドウ開きまくっても固まらないし、今までメモリ不足で見れなかったFacebookのページも問題なく開けるようになったでしーー!!!!

なにしろ、これで「くまっしぃジャーナル」「伊豆大島ニュース」もバリバリ編集できるというものである。

ひゃっほーー!!!!
天理教さんありがとうでしーーーー!!!!!

それにしても・・・・このように、世間ではまだまだ使えるのに「型落ちした」というだけで捨てられているパソコンがたくさんある。
本当にもったいないことである。

それもこれも・・・せっかくパソコンの性能がアップしても、その分をWindowsが新しく余計な機能を次々と盛り込んで帳消しにしてしまう・・・からなのである。

犯人はWindowsだけではない。
先ほどLinuxMintは世界シェア4位だと書いたが、世界シェアの上位3位までのOS(Windows、Mac、Ubuntu)は、どいつもこいつも肥大化がひどくて、パソコンの性能を無駄に浪費している。

現在販売されているパソコンなんて、ひと昔前のスーパーコンピュータ並の性能を持っているのに、最新のWindows8でも入れようものなら、あまりに重すぎてノロノロとしか動かないのだ。

使わない余計な機能やサービスをてんこ盛りにして売りつける・・・・最新のOSを使うためには、次々と最新のパソコンに買い換え続けなければならない・・・・このサイクルは、まさに資本主義の弊害そのものである。

私の実感では、LinuxMintのようなシンプルなOSを使って、一部の部品だけ交換してメンテナンスしていれば、パソコンだって10年くらいは充分使い続けられる時代になっているのである。
言い換えれば、型落ちして不要とされている膨大なパソコンたち(=WindowsXP、Vista世代)は、OSや部品さえ替えれば、まだまだ何年も快適に使い続けられる・・・ということである。

皆様もそろそろ・・・・発想を変えて、次々と最新のパソコンに買い換え続けるようなサイクルはやめてみてはいかがだろうか。

2014年3月30日日曜日

消費税の本当の目的とは・・・何か??

 ※この記事は、くまっしぃジャーナル収録記事「マスコミ報道はすべてフィクションである」の中から、消費税について書かれた部分を抜き出して大幅に加筆し、新しい記事に仕上げたものでしー。
くまっしぃジャーナルの元記事の他、「社会主義を卒業しよう」という記事も、ぜひあわせてお読み下さいでしー。


消費税と『景気の良し悪し』は関係ない


くまっしぃジャーナル「マスコミ報道はすべてフィクションである」にて述べた通り、マスコミで報道される内容は、事実に基づいてはいるが、フィクションばかりである。

政府の実施する様々な政策には、「本音と建前」というものがあり、表向きの説明と、本当の目的は全然違うことが当たり前にある。
マスコミの報道は、そうした建て前を正当化するためのフィクションであることが、かなり多いのだ。

こないだ東京に行って、国会じぎどーも見てきたでしー

最近のマスコミ報道で、特にフィクションぶりがひどいと思うのが、「消費税増税」に関する報道だ。
いわく「消費税を増税すると、景気が落ち込むので、景気対策が必要だ」などという大ウソを、平然と報道している。

この何気ないワンフレーズには、間違っている点が2つもある
まずひとつは、消費税を増税したからと言って、それで景気に影響が及ぶことはありえないし、次に、公共事業や減税を行なったとしても、それで景気が上向くということもまた絶対にありえない・・・ということである。

増税にしても景気対策にしても、いずれも「景気への影響はプラスマイナスではゼロ」・・・というのが、経済学的に正しい答えである。

なぜなら、増税によって庶民から吸い上げられたお金は、政府が別のところで福祉などに使うことにより、また社会の中に還元されて戻っていくものだからである。
つまり、社会全体でのお金の流れは、増えもしなければ減りもしないので、景気への影響はプラスマイナスでゼロ・・・ということになるのである。

もう少し説明をすれば、もちろん庶民の収入は増税の分だけ減るので生活は苦しくなるのだが、税金の支出先となるゼネコンや福祉関係の企業などは同じ分だけ儲かることになるので、社会全体で使われるお金の額は変わらない・・・ということなのである。

これは、経済を考えるのには、非常に重要な視点である。
景気が良くなったり悪くなったりするのは、ひとことで言って、「社会全体のお金の量」が、増えるか減るか・・・という問題だからだ。
(※個別の家庭の生活が、良くなったり悪くなったりするのとは、また別問題である。)

逆に、景気対策として国債を発行して公共事業を行ったりすることも、同じく景気に対しては何の効果もないことは強調しておくべきだろう。
なぜなら、景気対策のためのお金というのは、国債の発行なり増税なりで、民間のお金を吸い上げて集めてきたお金だから・・・である。

つまり、国債を発行すれば、銀行が民間に貸し出そうとしていたお金が国債の購入にまわされることになるので、その分だけ民間に出回るお金は減ってしまうのだ。
そして、その国債で調達されたお金は、公共事業で再びゼネコンなどの民間企業にバラまかれ、民間に戻っていくわけだ。

極端な言い方をすれば、景気対策とやらを実施しても、ただ「中小企業への貸出資金が減らされて、その分だけ公共事業でゼネコンが儲かる」ということが起こるだけのことで、やはり社会全体でのお金の流れは、プラスマイナスでゼロなのである。

このことを、経済学ではクラウディングアウト効果というが、こんなことは経済学の基本中の基本であり、ちょっと考えれば誰にでも分かることだ。
政府の景気対策が何の効果ももたらしていないことは、おそらく皆さんが実感としてよく分かっていらっしゃるだろう。

 ☆

景気の良し悪しを決めるのは『金融政策』である


繰り返しになるが、景気が良くなったり悪くなったりするのは、世の中で流通するお金の量が増えるか減るかに左右されるのである。
そして、そのお金の流通量をコントロールしているのは、政府の役割ではなく、日銀を中心とする「金融システム」の役割になるのだ。

消費税や政府の経済対策によって、個々の家庭が、生活が苦しくなったり逆に恩恵を受けたり・・・といった影響を受けることはもちろんあるのだが、それによって世の中全体の景気が影響を受けるということはありえない・・・のである。

ちなみに、1998年に橋本内閣が消費税を増税した際に、景気が急激に悪くなったことは有名な話だが、あれは本当のところ消費税とは関係なく、金融の世界で問題が起こったために不景気になったのである。

この時期の景気後退は、「金融収縮」と呼ばれる社会全体のお金が減少するメカニズムが働いたために起こった・・・というのが事実であり、これはまた世界的に連動した現象でもあった。
同時期に、日本の消費増税とは関係なく世界中の国々が経済危機に見まわれ、お隣の韓国などは事実上の経済破綻をしているのだ。

そして一方で、小泉内閣の時と、現在の安倍内閣で行われている「アベノミクス」において、景気回復が起こったのは、政府が、日本国内に流通する「お金の量」を増やす「金融政策」を行ったからである。
決して、公共事業でお金をバラまく「経済政策」の効果ではない。

小泉内閣の時なんて、公共事業はもとより、政府のあらゆる予算を削りまくっていたのに、経済自体は好調だったじゃないか。

小泉内閣が、繰り返し「消費税の増税はしない」と公言しつつ、公共事業や政府の予算を削りまくっていたのは、内閣の中枢ブレーン(竹中平蔵とか)が、金融政策で景気が回復して税収も増えるということを、ちゃんと知っていたからである。

ちなみに、普通の経済対策とは違って、「金融政策」というのは、政府がただ日銀に命令を出すだけで済むので、税金を1円も使う必要がないことも、特筆しておくべきであろう。

国会じぎどーって、間近で見ると、意外と怖いよね



大企業だけを救済する“経済対策”・・・そして、フィクション報道は確信犯


もっとも、このことで私が言いたいのは、消費税の増税が何も問題ないということではなく、実際にはまったく効果のない「経済対策」というものが、あたかも景気対策に効果があるように偽装して報道・宣伝されている・・・ということなのである。

政府の「経済対策」というものが景気の落ち込みを防止するというのは、まったくのフィクションであり、その実態は、増税して庶民から巻き上げたお金をゼネコンや大企業に注入する・・・ということに他ならないのである。

そして、よく知らずに間違った理論をタレ流しているならともかく、大元でシナリオを書いている人たちはちゃんと事実とはかけ離れていることが分かっていて、確信犯的にそのような誤った理論を流しているのであるから、これは完全なフィクションであろう。

核心部に居るマスコミ関係者や経済学者は、もちろんちゃんと分かっていてこうしたフィクション報道に加担しているし、一方で大多数の現場レベルの人々は、脳天気に何も分からずに動かされている・・・のが実態だと思う。

要は、マスコミマスコミの御用学者たちは、政府の方針を都合よく実施・宣伝させるために、国民を信じさせるためのストーリーをデッチ上げてタレ流しているのである。


消費税導入の本当の理由とは・・・庶民に税金を払わせるシステムを作ること


ところで、消費税を導入したり、税率を上げる理由として掲げられている、「国家財政が足りない」「福祉予算が足りない」という説明も、もちろん建て前であり、フィクションである。

小泉内閣がそうしたように、金融緩和政策を打って世の中に流通するお金を増やせば、景気が良くなって税収も増えるため、財政状態もすぐに好転することは、今まで述べた通りだ。
それなのに、金融政策そっちのけで、増税だけを断行しようとするのは、明らかにその裏に別の目的があるものと考えられる。

消費税の本当の目的というのは、建て前で言われるような「少子高齢化社会に備えた福祉予算の確保」ではない。
本当の目的は、低所得者・・・つまり一般庶民から税金をとって、その分だけ金持ちの税金を減税する・・・という税の構造の転換にあるのだ。

どういうことかというと、少し前までの日本は、高収入の金持ち層から税金をごっそりふんだくって、一般国民からはほとんど税金をとらずに国家運営をする・・・という社会主義政策をとってきた。
日本の金持ち層を代表する竹中平蔵氏が常々ボヤいているように、「日本では年収400万円以下の家庭では、税金は事実上かからない」のである。

これは、もちろん保険や年金を除いて計算してあるので、フェアとは言えないと思うが、それでも、子どもが居る家庭では扶養控除などを活用すれば、事実上、税金はかかっていないも同然になる・・・というわけである。

一方で、金持ち層には、 ちょっと前までは、収入の75%を所得税として徴収する他、相続税やら固定資産税やら様々な手段で、財産を巻き上げる社会構造になっていた。
(※なぜ、日本がこのような社会になったのかは、くまっしぃジャーナル「社会主義を卒業しよう」を参照のこと。)

実際、かつての日本政府の税収は、ほとんどが金持ちと大企業から徴収した税金で運営されていたわけで、一般庶民の収めた税金はごく一部に過ぎなかったのである。

ところが、1980年代頃から、日本のこのような社会体制を改革しようと、国営企業(国鉄や電電公社)の民営化であるとか、売上税(=消費税)の導入などが次々と検討されるようになってきた。
これは、社会主義的な国家システムを見直し、より資本主義的なシステムへの移行をはかる動きである。

なぜ、資本主義システムへの移行を進めるにあたって、消費税の導入ということになるのか??
・・・仮にも、自由選挙を導入して「民主主義」を建て前としている我が日本国において、金持ちには減税して庶民に増税するなどという政策が、正面切って実行できるはずがない。

そこで、不公平感を薄めるために、金持ちにも庶民にも等しくのしかかる「消費税」というものを導入して、一方その裏で目立たぬように、金持ちに対する減税を行うことにしたわけである。

この方法なら、金持ちにも消費税の数%分は増税になるが、庶民に気づかれぬように所得税は何十%も減税してやるので、うまく帳尻があって、金持ちには減税しつつ、一般庶民にも税金をしっかり負担させることができるようになるわけである。

所得税が何十%も減税してもらえるなら、消費税の数%アップくらい、金持ちにとっては痛くもかゆくもない。
一方、所得税に対しては、扶養控除や住宅ローン控除や色々な控除があって、まけてもらうことができるが、消費税というのは庶民からもまったく手加減なしにキッチリ徴収できる税システムなのだ。

要するに、一見すると誰にでも同じ税率がかかるので、金持ちにも庶民にも平等なシステムのように見えるのだが・・・それはあくまでも建て前に過ぎず、本当のところは、庶民に税金を払わせるためのシステムなのである。

つまりこれは、一般の人々にはあまり気づかれていないと思うが、国の税収入の構造を転換する一大事業だったのである。

かくして・・・バブル崩壊以降の20年以上もの年月をかけて、消費税を導入したり、保険料や年金料をアップしたりして、庶民の税負担はどんどん上がっていき、金持ち層の負担は引き下げられていったのである。


政治家や官僚の大部分も、理屈を吹きこまれて動かされているだけ


なお・・・消費税の導入や増税を進めた政治家のほとんどは、財務省の官僚によって財政上の危機などを言葉巧みに吹きこまれて操られていただけで、このような本当の目的が分かっていたわけではないと思う。

しかもたちが悪いことに、実は財務省の官僚もそのほとんどが、経済や金融の本当の仕組みをちゃんと分かっていないので、さらにそのバックの政治勢力から操られていただけであろうと推測される。

つまり、消費税の導入にあたって表で立ち回っていた政治家や官僚は、本当のところは何も分かっておらず洗脳されていただけで、おそらくは竹中平蔵氏に代表されるような「確信犯」の政治勢力に動かされているわけなのである。

今回の消費税増税を決めた野田前総理にしても、自分の意志というよりは、どうも財務省の官僚とかに洗脳されていたようだし、それ以外にも色々な政治的圧力がかかっていたのではないだろうか。

ちなみに、消費税の導入がまるで悪いことのように書いていると思われるかも知れないが、あくまでそういうつもりではないことをお断りしておく。
まぁ・・・貧乏な私としては、消費税を払うのは確かにツライので、恨み節がこもっているのが正直なところだとは思うが・・・。

それでも、私は「社会主義を卒業しよう」などと呼びかけているわけだし、「庶民にやさしい社会主義システムを守れ!!」・・・などと言うつもりはない。

いずれにしろ、私の立場から言えば、「金融システムというものが崩壊に向かっている今、税金のシステムをどうこうしようという争い自体がナンセンス」なので、社会主義も消費税も論外なのである。


日本の保守層は、消費税にどこまで本気なのか??


ところで、ここまで踏み込んだことを書いておきながら、消費税導入の本当の理由については、まだまだ分からないことが、いくつかある。

金持ち層の代表である、竹中平蔵氏や小泉政権・安倍政権が、消費税増税にはあまり積極的ではないように思えるからである。

彼らは、金持ちから税金をたくさんとって庶民からはあまりとらない「社会主義システム」を変更しようとして、これまで激しく画策を続けてきたので、彼らこそが、消費税の導入をしかけた中核勢力なのかと思いきや・・・どうもその態度は煮え切らない。

考えてみれば、もともと彼らの大きな目標は「小さな政府」といって、政府の規模を縮小して、その分、税金を安くする・・・特に金持ちの税金を安くする・・・というものである。

小泉政権の時以来、気づかれぬようにこそこそと、金持ちへの減税と庶民への増税をし続けてきた彼らであるが、消費税を上げすぎれば金持ちにも大企業にも負担となるので、できれば税率を上げたくはないはずである。

実際に、安倍さんは、いつまでも「消費税増税」を明言せずに、迷うそぶりをし続けていたし、竹中平蔵氏も、「安倍さんは、本当は消費税を上げたくないはずだ」と明言している。

でも、安倍政権は、現実には消費税増税を決定したじゃないか・・・と言われるかも知れないが、もともとそれを決定したのは、安倍さんの前の野田政権であり、谷垣自民党総裁なので、実のところ安倍さんには事実上は決定権がなかったのである。

消費税増税を止めるためには、「景気が良くない状況であれば」という条件がついていたのだが、景気を良くする「アベノミクス」を旗印に政権を奪い取った安倍さんとしては、「景気が悪いから消費税増税をやめます」とは、口が避けても言えるわけがなかった。
もしそんなことを言えば、アベノミスクの効果を自ら否定することになって、政権の命取りになってしまうからだ。

なので・・・私としては、彼らが消費税増税にどこまで本気なのか、まだ測りかねているので、微妙な推測表現になってしまったことをお断りしておきたい。

つまりは、恥ずかしながら、消費税増税を本気で仕掛けてきている政治勢力というのが、イマイチどこがその中核になるのか、つかみきれていないので・・・その消費税増税の目的もはっきりと断定しきれないところがあるのである。

何しろ、日本では保守もリベラルも、本来の政治スタンスとは真逆のことを平気で主張するものだから、非常に分かりにくい。

普通は、左派勢力(リベラル派)が消費税を導入して福祉の充実を推進するものなのに、日本ではリベラル派が消費税に反対したり、そうかと思うと今度は、リベラル派だと思っていたグループ(野田政権)が消費税増税を進めたりする・・・。

しかも、生活日用品の税率を安くする「軽減税率」というシステムを導入すれば、消費税は一転して金持ちに厳しい税システムになる可能性を秘めているので、話はますます複雑になってくる。

それに前述の通り、減税を主張する人々も、増税を主張する人々も、結局はその後ろ側に居るエリート官僚集団から洗脳されて言わされているだけなので、ますます実態がつかみにくいことになっているのだ。

どうも・・・最初は保守勢力が、社会主義システムを転換するために消費税導入をしかけたところを、リベラル勢力からのカウンターで消費税の本質が骨抜きにされそうになって、せめぎ合っている・・・というのが妥当な実態なのかも知れない。

つまり、左派リベラル勢力は、「思い切って消費税率をアップさせる替わりに、低所得者層への福祉充実を行い、軽減税率の導入を進める」ことによって、金持ちの武器だったはずの消費税を骨抜きにして、逆に金持ちに厳しい税システムに転換しようとしている・・・と見ることができるように思う。

結局、最初は「金持ち優遇、庶民に増税」のために導入されたはずの消費税が、骨抜きにされて、左派の武器としても利用されてしまい・・・・今では、左右両勢力の激しい勢力争いのバトルフィールドとなっている・・・ということではないのかと推測しつつ・・・記事を締めくくりたい。

また見極めがついてきたら、いずれかの機会にお知らせしていきたい。

2014年3月16日日曜日

Googleは信用できない

21世紀の独占企業、その名はGoogle


今のところどうしても他に選択肢が無いことから、やむをえず私もGmailやらBloggerやら、Googleのサービスを利用しているので、このような批判的な記事を書くのは何だかもどかしいのだが・・・。

しかしそもそも、「使い勝手が悪いのに、他に選択肢が無いのでやむを得ず使っている」 というこの感覚は、どうもどこかで味わったことがある・・・。
そう・・・この独占企業特有の「あの嫌な感じ」は、ちょっと前までは、さんざんマイクロソフトに味あわされてきたあの感覚である。

マイクロソフトなんて、今はどうでも良い企業のひとつに成り下がり、WindowsもOfficeも替わりになるものがいくらでもあるので、まったく使わなくても済むようになってきた。

私はパソコンのOSにはLinuxMintを入れて、ワープロにはLibroOfficeを使っているが、普通のパソコンでできることはこれでほとんど用が済んでしまう。
もちろん、いまだにWindowsを使っている人々とデータをやり取りしても、まったく問題はない。

それにしても、今やマイクロソフトに替わって、IT業界を支配する独占企業となったのが、他ならぬGoogle先生である。

避難生活の間、ネットが使えなくて困ったよー


サービスの押し売りで、肥大化は進む


Googleは、間違いなく21世紀のマイクロソフトである。
いや・・・真っ黒ソフトというべきか???

Googleの提供しているソフトというのは、AndloidにしてもChromeにしても、オープンソースをベースにはしているが・・・オープンなのはあくまで見かけだけで、決してユーザーの要望に応える開発が行われているわけではない。

ユーザーは、Googleの思惑で、決められた機能や操作方法を押し付けられ、何か不具合があっても、なかなかそれが改善されることはない。
これは・・・本質的には、マイクロソフトで見られたような独占企業のやり方そのものである。

最初の頃は、Googleの提供するサービスやソフトは、どれもシンプルな作りで、動作も軽く、操作も分かりやすかった。
マイクロソフトやヤフーのゴチャゴチャしたサービスと比べ、そのシンプルさが斬新で気持ちよかったのが、今となってはそれも懐かしくなってきている。

現在のGoogleの提供するサービスやソフトは、どれもこれも肥大化が著しく、使い勝手がどんどん悪くなっていっている気がする。
これはきっと、いわゆる「大企業病」とでもいうべきもので、組織というものが大きくなるに従って発生する、宿命的な「罠」のようなものなのだろう。

Googleとしては、ユーザーに「Googleなしではいられない」と思ってもらえるように、ありとあらゆるサービスを提供することで、誰にとっても「Googleは必要な企業だ」という状況を作り出そうとしているのであろう。
だがそれこそが、独占企業の典型的な発想であり、ユーザーを縛り付ける行為に他ならない。
(※サービスを豊富にしてインターネットユーザーを増やすことで、結果的に広告収入が増える・・・というのは、あくまで建て前に過ぎない。)

「ユーザーにとって必要な機能」ではなく、「Googleが皆に使ってほしい機能やサービス」・・・という視点から開発や提供が行われていけば、結果としてどんどん機能がてんこ盛りになっていく。
そうやって肥大化が進めば、余計な機能だらけになって、使い勝手は悪くなっていく一方である。

シリコンバレーではよく、「オフィスで犬が飼えなくなったらおしまいだ」と言われるという。
これは、ベンチャー企業であるうちは、スタッフがオフィスで自由に過ごすことができ、家から犬を連れてくることも当たり前なのだが、大企業になると規則にうるさくなってきて「ペット連れ込み禁止」になる・・・ということだ。

つまり、犬を禁止するようになったら、その企業にはもうベンチャースピリットが無い・・・そして、斬新なシステムを生み出すことはもう期待できない・・・ということなのである。


独占利権を守るためにサービスを提供??


1990年代末にGoogleの生み出した新しい検索システムは、世界をひっくり返すほど斬新なもので、IT業界の支配権はあっという間にGoogleの手に渡った。

その後もGoogleは、GoogleEarthやストリートビューなど、画期的なサービスを次々とリリースしているように見える。
だが、本当のところそれらはすべて、既にどこかにあったアイディアを拾ってきて、ありあまる開発費を投じて形にした・・・というだけのものに過ぎないのではないか??

GoogleがAndloidをリリースしてスマートフォンの支配権を握った話は、誰がどう考えても、マイクロソフトのWindowsの話とそっくりうり二つであろう。
スティーブ・ジョブスも・・・まさか何十年もたって、まったく同じ轍を踏むとはねぇ・・・。

つまり、Googleとは、実は壮大な一発屋に過ぎず、そのでかい一発を元手に、業界の支配権を守り抜いているだけの独占企業・・・今やただの利権集団なのではないのか???・・・というのが、私の感想なのである。

Gmail、GoogleEarth、ストリートビューなどのサービスを、無料でユーザーに提供しているのも、うがった見方をすれば、この「独占利権」を守るために、 いわゆるバラマキを行なっているだけ・・・という風に受け取れなくはない。

地方の選挙なんかでは、日頃うっかり何かタダで物をもらったり世話になってしまうと、次の選挙ではその人に投票しなければならなくなる・・・よくそういうことがあるが、Googleのサービスも、もしかしたらそれと同じことなのではないか。


当面は、FirefoxPhoneに期待してみよう


Andoloidが、無料だとかオープンソースだとか言うのは、まったく見かけ倒れに過ぎなくて、今や「タダほど高いものはない」という状態になりつつある気がする。

使い勝手は悪いし、要らない機能やアプリはてんこ盛りだし、肥大化しすぎてメモリやCPUパワーも無駄に食い過ぎだろう。
そして何より、独占プラットフォームによってユーザーが縛られる・・・というどこかで見たような不自由きわまりない世界が・・・またもや現実のものになっている。

これって、かつて1990年代にパソコンが普及する時に、Windowsで見たような・・・デジャブか???
まぁ、日本ではまだiPhoneが強いから、みんなには実感がないかもしれないけど、世界的にはAndoloidのシェアは8〜9割に迫る勢いなのだとか!!

このような状況を打開するのは、誰なのか??
iPhoneか??WindowsPhoneか??はたまたUbuntuPhoneなのか???

いやいや!!!!どいつもこいつも、無駄に肥大化しまくりで、自分のプラットフォームにこだわりまくりだろうが!!!

私くまっしぃが、次に世界を変えるものとして期待しているのは、現在のところ・・・という但し書き付きだが、FirefoxPhoneである。

日本では、まだ誰もFirefoxPhoneのことを知らないだろうが、ブラウザのFirefoxはだいぶ有名になったから、知っている人も多いだろう。
そのブラウザのFirefoxで、そのまんまスマートフォンを操作してしまえば良いんじゃね??・・・というのが、 FirefoxPhoneである。

AndoloidやiPhoneのようなゴチャゴチャしたシステムなしで済むので、低スペックの激安スマホでも動作するよ!!・・・というのがひとつのウリで、 何と25ドル=2500円のスマートフォンを世界で発売するとアナウンスがされている。

25ドルのスマホ・・・そしてアプリに依存しないHTMLベースのシステム・・・こうした思想は、もしかしたら、本当にGoogleからこの世界を解放するインパクトを持つかもしれない。

FirefoxPhoneが、日本でも正式にサービスインしたら、私は間違いなくAndloidスマホを放り投げて、すかさず乗り換えてやるつもりだ。


2014年3月3日月曜日

LinuxMintでUSBテザリングする方法

※あくまで初心者用に書いた記事なので、Linux上級者の方はスルーして下さいでしー。


MVNOがケータイ・スマホの料金を激安にする!?


これは、スマホやパソコンのかなり限られた使い方に関する解説記事である。

ただ、一般の方も、これだけは読んで損はしないと思うが、ドコモやauのような普通の携帯キャリアと契約するのではなく、MVNOと呼ばれるちょっと特殊な業者と契約すると、スマホの月額料金が超激安になる。

最近ではマツコ・デラックスがCMまでやっているのだが、 OCN(NTTコミュニケーションズ)がやっている「モバイルONE」が有名だ。
安い分、1日の通信量に制限があったりはするのだが、動画をガンガン見たりせずに普通の使い方をするだけなら、だいたい月額1000円くらいのプランで問題なく使える。

しかも、パソコンでネットをする時にも、スマホのネット回線につなげて使うことができるので、パソコン用のネット回線まで必要なくなってしまう。

つまり、モバイルONEとかIIJMIOなどのMVNOと契約すれば、月額1000円くらいでうまくすればスマホもパソコンもネットつなぎ放題なのだ。

まぁ動画とかはちょっと無理だし、設定が面倒だったりはするけど・・・。
でも、これで家庭の通信費は劇的に安くなるんだから、 メカに弱い普通の人々にも、ぜひトライして頂きたいと思うのだ。

うちは、奮発してモバイルONEの2千円のプランにしたので、通信速度も500kbps出るので、光ファイバーなんて引かなくても、もうこれで充分なのである。
1000円くらいのプランだともうちょっと遅くはなるが、それでも一般の方がパソコンを使うには充分快適だと思う。

意味がまったく分からないが、とにかくケータイ料金やネット通信費を安くしたいので教えてくれ・・・という方は、くまっしぃに直接聞いてくれれば、手取り足取り設定までしてあげよう
ただし、島内限定でよろー。


私の大好きなリナックスミント先生(デスクトップ画面)

スマホでテザリングして、パソコンをネットにつなげよう


さて、ここからが本題。
LinuxMintでUSBテザリングがしたいけど、やり方が分からなくて困っていて、しかも英語の読めない日本人・・・なんて奴がこの世に存在するのか??・・・とは思うが、そういう方法が分かったので、LinuxMintの普及のために情報を載せておこう。

さて、スマホを使ってパソコン(Linux)をネットにつなぐには、単にUSBケーブルでつなげてテザリングすればそれで良いのだが、MVNOのプランだとドコモやメーカーの妨害で、色々と難しい。

もし、Simフリー機を使っている場合は、そのまま公式テザリングを使えば良いし、Andoroid2.3以前の機種でも、ただFixAPNというアプリさえつっこんでおけば、それで公式テザリングが使えるようになる。
Linuxは、せっかくAndoroid公式テザリングに対応しているのだから、なるべくなら公式テザリングを使うのが一番良い。

問題は、Andoroid4.0以上でDocomoから発売されているキャリア縛りの機種なのだが、それもよりによってLinuxMintでUSBテザリングする方法・・・ということである。(Windowsのやり方なんぞ、自分でぐぐりたまえ!!)

rootを取得して色々いじれば公式テザリングが使えるようになるのだが、root無しでもテザリング用のアプリを使えば、テザリングできるようになる。
Linux用のアプリというとまた限られてきてしまうのだが、幸いにも「Clockworkmod Tether」というアプリに、Linux版がある。他にも、KlinkとかEasyTetherというアプリもあるのだが、使いにくいので除外。

基本的には、スマホとパソコンをUSBケーブルでつないで、両方にアプリ(Clockworkmod Tether)をインストールして起動すれば、それでネット接続が可能になる。


LinuxMintに、ClockworkmodTetherをインストールするには??


・・・ところが、これがUbuntuなら簡単にインストールできるらしいのだが、肝心の私のLinuxMint13mateでは、まずインストールが全然できなかった。
何でも、使う前に、アプリを一部コンパイルしなければならず、それに必要なファイルがMintには入っていないのだ!!

なので、まずは必要なファイルのインストールから始めなければならない。
ここはパッケージマネージャを使っても良いのだが、うちの古いMintちゃんでは何故かそこからもうできなかったので、仕方なく端末(ターミナル)を使った方法を書くでしー。

端末を開いたら、まず以下のコマンドを実行する。 
最低限の端末の使い方くらいはぐぐって調べてけろー。
sudo apt-get install libssl-dev cmake g++
それから、Linux用の「Clockworkmod Tether」をダウンロードして解凍しておくと、「Tether」というフォルダができる。
その中にある「node」フォルダを開いて、そのウィンドウ内でマウスを右クリックし、 「端末の中に開く」をクリックすると、端末が立ち上がる。
その端末内で、以下のコマンドを順番に実行。
./configure
make
sudo make install
1行打つごとに時間はかかるが、インストールまで無事に完了したら、これでようやく準備(インストール)が完了
一度、端末を閉じる。

次にパソコンとスマホをUSBケーブルで接続し、まずスマホ側で「Clockworkmod Tether」を起動し、USBデバッグモードにチェックを入れた上で、接続モードにしておく。
それからパソコン側で「Tether」フォルダを開き、 右クリックで「端末の中に開く」を選択、開いた端末の中で以下のコマンドを実行すれば、「Clockworkmod Tether」が起動する。
sudo linux/run.sh
これで、特に問題がなければ、ネットがつながる。(この後、端末を閉じるとネット接続も閉じる。)
これ以降も、ネットにつなぐ時は、毎回「sudo linux/run.sh」とコマンドで起動するわけである。

あと、2週間の試用期間を過ぎると、1日20MBまでしか通信できなくなるらしいので注意。
フルに使いたい場合は、数百円支払えば良い。ドコモに毎月ぼられるよりマシ。

KlinkやEasyTetherの無料版であれば、通信量の規制はないのだが、閲覧できるサイトに規制があり、Googleさえ表示できないので、使い物にならないと思う。
私の場合は補助的に使う感じなので、1日20MBでもとりあえず大丈夫というところだ。

Linuxでは、往々にしてソフトのインストールや起動すら普通の手順ではできないことがあり、しかも調べても日本語での情報が全然出てこなかったりして苦労する。
ぼやいても仕方ないので、私も調べて分かったことは、後からググる人のために記録しておくことにしたよ。
誰かの役に立てば良いんだけど・・・。

創刊のあいさつ・・・ゼロコスト社会とは何か

このたび、くまっしぃジャーナルの一部門として、この新しいサイト「ゼロコスト社会 ウォッチャー」をスピンアウトした。

世の中は今、「ゼロコスト社会」にゆっくりと移行しつつある・・・というのが、私くまっしぃの認識である。
ゼロコスト社会とは、あくまで私の造語ではあるが、要するに、全てのものの価値やコストがゼロに近付いていく・・・ということである。
社会全体が、今ゆっくりと、そういう方向に動いているのである。

どういうことかというと、インターネットの登場と普及によって、情報の流通コストが、限りなくゼロに近づいてきており、またそれに伴って、さまざまなサービスや物の価格やコストもまた、ゆっくりとゼロに向かって動き始めている・・・のである。

これはつまり、通貨金融というものの必要性がゆっくりと消滅していく・・・ということである。
もう少し言葉を変えて言うと、これから時間はかかるが「お金の要らない社会」が実現し、お金という仕組みを使わなくても、みんなが必要な分だけ働いて、生活に必要なものも手に入れられて、それで何不自由なく暮らしていける・・・ということである。

これはまさに人類社会にとっては、根本的な価値の転換であり、いわば本物の革命が静かに進行しているのである。

「お金がなくなったら、誰も働かなくなって、社会は成り立たなくなるんじゃないの??」
・・・と、多くの人は思うだろうが、意外とそうでもないのである。

人が、お金のためでなくても「やりがい」を求めて働くことは、最近、科学的にも証明されてきている。
身近なところでも、ボランティア活動をしている人や、何不自由ない専業主婦生活に嫌気がさして働きに出る人・・・などを見ていれば、おぼろげながらに分かるのではないだろうか。

もちろん・・・一般の方々にも、専門家の方々にも、まだまだこのような認識は皆無と言っても良いような状況なのだが、まぁ実際の通貨や金融の消滅には、あと数十年は要するだろうから、それも無理のない話だろう。

この「ゼロコスト社会 ウォッチャー」では、そんなゼロコスト社会の進展が、現在どのように進んでいるのか、具体的にお伝えしていく予定である。
何分にも本家くまっしぃジャーナルの方には、主に伊豆大島に関する記事を掲載しているので、 このテーマを書くにはそぐわなあいあぁ・・・と思い、別サイトを立ち上げて報道していくことにした。

当分は、本家くまっしぃジャーナルの方に力を入れてやっていくので、こちらは週に1度ほどの更新ペースになっていくと思うが、どうぞ気長によろしくお願いします・・・なのである。

オレさまが、くまっしぃでしー!!!